こんにちは。青山設計スタッフです!
皆さんはゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
実家に帰省したり、反対に家族の帰省があったり。家でのんびり!とスタッフも連休をゆったりと過ごした人が多かったです。
私はというと、、、先日会社のご厚意で「都をどり」の茶券付きチケットをいただき、春の京都ならではの風情を味わってまいりました。
仕事柄、普段から「和」の空間に触れる機会は多いのですが、改めて文化としての“日本の美しさ”を実感できる素晴らしい体験となりました!
せっかくなのでご紹介させていただきたいと思います♪

都をどりとは?
「都をどり(みやこをどり)」は、京都・祇園の芸舞妓さんによる春の舞踊公演で、明治5年(1872年)に始まった伝統行事です。当時、京都博覧会の余興として初演され、以来150年以上にわたり毎年春に開催されてきました。
「都をどりはヨーイヤサー」という掛け声でも知られ、京都の春の風物詩として国内外の観光客にも人気の高い公演です。
今回はなんと151回目!

改修を終えた「祇園甲部歌舞練場」とお茶席
今年の会場は、令和の大改修を終えたばかりの祇園甲部歌舞練場。伝統的な佇まいを残しつつ、耐震補強や設備面が一新され、清潔感と格式が調和した素晴らしい建物でした。格子や漆喰の壁など、細部に至るまで意匠が美しく、建築に興味のある方にもおすすめできる空間です。
客席も1階、2階席とあり、どこで見ても色んな風景で楽しめるお席だと思いました!開始までに館内を簡単に見ることが出来たのですが、耐震補強の屋根の模型があったり、実際に内装を見ることができたので勉強になりました。

今回いただいたチケットには「お茶席」がセットになっており、公演前にその体験ができるのも大きな楽しみのひとつ。お茶席では、実際の舞妓さんが美しい着物姿で登場し、目の前でお点前を披露してくださいます。お茶席のチケットでしか入れない箇所でしたのでとっても貴重な体験となりました。最初は緊張しましたが、そこまで固くない雰囲気だったので、気軽に楽しめます♪
お菓子が乗っていたお皿は記念に持ち帰れました♪

圧巻!1時間ノンストップの公演
いよいよ本公演の始まり。舞台は、四季の移ろいを背景にした全8景ほどの構成で、桜の花が舞う春の情景から始まり、夏、秋、冬と続いていきます。京都を舞台にしたそれぞれの物語が唄や舞と共に描かれます。
最初の掛け声と共に、両袖から踊り子さんが出てきて唄に合わせて踊る春の舞台から始まります。今年のテーマは原点回帰。京都の名所を場面にして、有名なお話を演じてくれます。特に印象に残ったのははまぐり姫という昔話と、5条大橋での義経と弁慶のお話でした。そして最後の「春のをどり」。舞台いっぱいに芸舞妓さんたちが並び、舞い踊る姿は圧巻のひとこと!
伝統を守りながらも、毎年少しずつ進化し続けている舞台なのだと感じました。一人一人味があって、本当に見惚れます。
所作が流れるように、しなやかで本当にきれいで無駄がなく、どの舞子さん、芸子さんも輝いておられました。

ぜひ一度体験してみてください♪
今回の都をどりを鑑賞し、改めて「和の美意識」の奥深さを実感しました。所作や色彩のバランス、空間の使い方、音との調和――これらは住まいづくりにも通じるものです。建築ではデザインも日々勉強です。
和装を勉強中なので、着物のデザインや所作もとっても勉強になりました。来年は、着物を着て見に行きたいです!
都をどりは、ただの観光イベントではなく、京都の伝統と文化を肌で感じられる貴重な機会。
ご興味のある方にはぜひおすすめしたい体験です♪
